
近所のスーパーで、くじらの刺身を買ってきた。
くじら肉なんて、久しく食べてない。
というか、くじらの「刺身」は食べたことがないと思う。スライスされているので、そのまま皿に並べてみた。ニオイを嗅いでみると強烈に磯臭い。買ってきたばかりなのに、なぜ?
食べてみると、めちゃめちゃ堅い。
とりわけ縁の黒い部分はゴムのようだ。食べ物としての堅さじゃない。そして、おいしくない。
やむなく焼いてみる。
焼くと表面がぶつぶつと粟立つのだが、堅さはあまり変わらず、味も変わらず。おいしくない。
我慢して食べていたが、耐えきれなくなった。
半分以上を廃棄してしまった。貴重な肉なのに、もったいない。
なぜだろう? 食べ方をまちがったのだろうか?
◎
ネットで調べてみたが、まちがってはいないようだ。
ミンクくじらの「本皮」という部位で、脂のカタマリらしい。にんにく醤油か生姜醤油で食べるとうまいと書いてあるが、とてもそうは思えない。
「くじらの竜田揚げ」なら、小学校の給食でよく食べた。あれはうまかった。しかし刺身はまずい。
- くじらの刺身はうまいけど、今回買ってきたパックは特別まずかった。
- くじらの刺身はこういう味で、どこで食べてもまずい。
- 昔はうまかったけど、今はまずくても貴重品として扱われている。
- 食べ方に、知られざるコツがある。
うーん、どれだろう?
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