[レビュー1979年01月20日に発表された 

宇宙清掃会社 サルベージ・ワン Salvage / 宇宙清掃株式会社 NASAもビックリ!廃品再生手作りロケット月面着陸!

コメディ 宇宙開発
更新日:2009年04月11日(土) 03:02 [Edit]

この映画を、子どものころに見られた私は幸せ者だ

民間人が手作りロケットで月に行き、NASAの測量器械を回収してくる話。そんな馬鹿なと思うことを、社会に見捨てられたメンバーが実現してしまうのだから痛快だ。ストーリー展開も素晴らしく、最後まで楽しく見ることができる。

本作で強調しておきたいのは、そのリアリティ演出。
「定率加速航行理論」は、科学知識があればインチキだとわかるけど、サーキット場でわかりやすく説明されると信じてしまう。ウソにウソをかけるとホントが出てくるような期待感。科学が無理というものは絶対無理だが、じつは意表を突いたアイデアで突破できるのではないか。
さらにFBIやソ連が出てきたり、NASAのコンピュータに航行制御させたりと、細かな描写がリアリティを高めていく。SFコメディではあるものの、こうした演出は見事としか言いようがない。

もちろんこれは夢物語。そう簡単に月へ行けるわけがない。しかし「考えを変えればできるかも?」と思う気持ちは、とても大切だ。インチキを信じ込むのはやばいけど、私は大きな夢をもらったと思う。