キートンの案山子(スケアクロウ) The Scarecrow

1920年 外国映画 4ツ星 コメディ 短編映画

プロの仕事。

バスター・キートンの映画を見るのは初めて。マネキンのように整った顔立ちと、身体能力の高さに驚嘆した。並大抵の人間では、あのような動きはできまい。相方になるデブノッポも、ヒロインも、カメラ映えする。

セットがあって、台本があって、体当たりのコメディは、ドリフターズを連想する。このあたりが源流なのだろうか。

映画は大きく、1.からくり屋敷の朝、2.犬と追いかけっこ、3.逃げて結婚、に区分される。ドラマ要素、連続性はないが、それぞれ楽しめる。
声がないのに、どのキャラがなにを見て、どう思ったか、よくわかる。犬の気持ちさえ想像できる。計算されている。

これがバスター・キートンの映画かぁ。

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