[レビュー1977年12月10日に発表された 

宇宙戦艦ヤマト Space Battleship Yamato: The Movie

#宇宙戦艦ヤマト @松本零士
更新日:2009年04月10日(金) 16:41 [Edit]

愛で宇宙が救えるか、と問うなかれ

TVシリーズ開始が1974年(3歳)で、劇場公開は1977年(6歳)である。
まさしく物心ついたときに見た作品だ。もちろん当時は、日本が戦争に負けたことや、宇宙空間は真空であるといった科学的知識もないまま見ていた。むしろ、この作品をキッカケに、歴史やSFを学んでいったとも言える。そういう意味でも、意義深い作品といえる。

ストーリーも秀逸だと思う。
あと1年で地球は滅びる。それまでに放射能除去装置を受け取って、帰ってこなければならない。男たちは愛するものに別れを告げて、往復29万6千光年の旅に出る。
これに感動しないヤツは、生きてる資格がない。

もちろん、今見るとツッコミどころは多々ある。
とりわけ、デスラー星を破滅させておいてから、「愛することだったんだ」とか言う古代には寒いものを感じるが、こうした点をあげつらうのは無粋というものだろう。

最近は、こういう男のロマンを描いた作品も少なくなった。
男のロマンが欠乏しているときは、とりあえず見たくなる作品である。