装鬼兵MDガイスト MD Geist

1986年 アニメ 3ツ星 文明崩壊後

「俺のゲームはまだ終わっちゃいない。これから始めるんだ!」

罠にはめられた兵士の復讐譚と思いきや、逆だった。ガイストの狂気にみんなが戦慄するラストが印象的。唐突に出てきて暴れまくる姿は、『バイオレンス・ジャック』を彷彿させる。パワードスーツは鎧のイメージが強いし、戦い方も残虐で力まかせ。ハイテクと暴力の融合は、目新しかった。

力を出すとき、パワードスーツのジョイント部分が回転する演出がお気に入り。現実で重たい荷物を運ぶときは、あの回転をイメージしているよ。
「MDS」が、Most Dangerous Soulder の略だったのは驚いた。なんという直球。しかもMDナンバー1とか2があるなんて。それじゃ「Most」じゃないジャン! 油断してたら後ろから殴り殺される世界なのに、どこか間が抜けているところがいいね。そういえば影山ヒロノブの主題歌「非常のソルジャー」も「非情」じゃないところが素敵だ。

完璧版や続編は見ていない。そんなものがあるとは知らなかった。日本ではスルーされたけど、アメリカでは絶賛されたらしい。アメリカ人は「MDS」の呼称をどう受け止めたのだろう?

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