銀座の恋の物語 Lovers of Ginza

1961年 日本映画 2ツ星 恋愛

これが父母の青春時代か

歌はよく耳にするが、映画を見たのは2009年の秋。じつに48年が経過している。現代のセンスで見ると、ぜんぜんおもしろくない。スローテンポかと思えば急展開したり、ミュージカルになったりと、リズムがつかめない。それでいてストーリーは驚くほどシンプル。ヒネリも迷いもなく、純愛ぶっちぎり。こういう映画は今はもうないね。

注目すべきは60年代の東京の情景。オリンピック開催前の銀座は、こんなところだったのか。衣装は垢抜けないし、車はやたらとデカイ。フィルム感度が悪いせいもあるだろうが、夜はとても暗い。
私たちの父母が過ごした時代をかいま見たような気がして、おもしろかった。

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