[レビュー1995年10月27日に発表された 

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殺人鬼 狂気
更新日:2011年03月16日(水) 10:15 [Edit]

怪物と戦う者が、怪物になる話と思ったが……

シリアルキラーを観察していたヘレン(シガニー・ウィーバー)は、自身が狙われたことで冷静さを失い、外出恐怖症になる。ふたたび彼女に平穏は訪れるのか?
一方、過去のシリアルキラーを模倣しつづける犯人。彼の「作品」は難解すぎて、相応の見識がある人でなければ理解されない。そこで犯人は、自分の観察者としてヘレンを選ぶ。
双方の事情を知るのは、殺人鬼ダリルのみ。収監中の身の上で、どうやって物語にからむのか?

ヘレンはシリアルキラーを恐怖しながら、なお興味を持ちつづけている。犯人は観察されることを嫌がっているのに、彼女の分析を求めている。アンビバレンスが噛み合っている。興味深い関係だ。モナハン刑事(ホリー・ハンター)は、異常心理の谷に落ちていく2人を見届ける役目なのだろう。

……とまぁ、あれこれ期待しながら見たのだが、事件は驚くほど単純だった。もうね、がっかり。

類似の映画として、『テイキング・ライブス(2004)』がある。本作より展開がスマートだけど、やはり終盤はアクション映画になってしまう。サイコサスペンス映画はうまくいかないねぇ。

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