太陽の背信 / ウルトラセブン誕生30周年記念3部作 (3/3) Ultra Seven 30th Anniversary Memorial Trilogy (1998) #3 Betrayal of the Sun

1998年 特撮 4ツ星 #ウルトラシリーズ

「心の侵略」ってなんだ?

あらすじ

 へんぴな村で金塊が発見され、大騒ぎになった。ウルトラ警備隊が調査を開始するが、村人の様子がおかしい。事件の背後には、バンデラス太陽系からやってきた自我をもつ太陽──「太陽獣バンデラス」が存在した。
 寿命を迎えつつあったバンデラスは、ふたたび燃え上がるエネルギーを求めていた。地球人の負の感情(マイナスエネルギー)を吸収すれば、バンデラス太陽系の生物と文明は守られる。地球人も争いのない、平和な種族になれる。双方にとって悪くない取引だと、バンデラスは提案する。
 しかし地球防衛軍は提案を拒否、ゲートの破壊が決まった。サトミ隊員は反発するが、地球人の良心が部外者に影響されることが正しいとも思えず、葛藤する。そこへ現れたウルトラセブンは驚愕の事実を伝えた。

「地球は宇宙一、汚れた星だ」
「きみたちの欲望で、私をもう一度、燃やしてくれ!」

『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』の最終作。バンデラスの態度は悪いが、心情は理解できる。むしろ数千億の生命を無視し、「心の侵略」と位置づけるのは無理がある。しかも、正体を隠した宇宙人(ウルトラセブン)が干渉するのもフェアじゃない。むしろダンは地球人の葛藤をのぞくため、ウソをついたように見える。
これだけでも満足だが、ラストにスペシャルイベントが待っていた。

ダンとフルハシの再会

数万年を生きる友人との再会。身体が震えるほど感動した。平成ウルトラセブン。よくぞ作ってくれた。ありがとう。

フ「ダン、お前にとってはほんのちょっとの寄り道だったんだろうな。いやいや、地球にいた時間さ。
ダ「・・・」
フ「おれ、孫ができるんだよ。つまりおじいちゃんだな。その孫が大きくなって子どもを生む。するとおれは、ひいじいちゃんだ。その子どもが大きくなって・・・。その時にはおれはもうこの世にいないだろうがな、ダン、おまえは生きてんだろうな。おれの孫の、孫の孫の孫の孫の孫の代まで、おまえは生きてんだろうな・・・」
ダ「人間に生まれたかったと思ったこともあります。ずっとこの星にいたいと思ったことも・・・」、
フ「いつでも帰って来てくれ。人間はいつでもおまえを心から歓迎する。それがどんなに遠い未来でも、またこの星に、寄り道してくれ」
ダ「ありがとう、フルハシ参謀。お互いに会うのが楽しみですね。人類は受け継ぎ、それを繰り返すことで成長する生き物じゃないですか」
フ「そのとおりだ。また会おうぜ」

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