インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア Interview With The Vampire
1994年 外国映画 4ツ星 ファンタジー モンスター:吸血鬼「ナイーブな吸血鬼」なんて、はじめて見た
トム・クルーズのレスタトはハマリ役ですな。享楽的で、残虐で、身勝手で、寂しがり屋で、しぶとい。
一方、ブラッド・ピットのレイも素晴らしい。ナイーブで、自虐的で、涙を流すロマンティスト。
2人とも、イヤになるくらい「人間的な魅力」にあふれている。ヴァンパイアがもっていた旧来のイメージ(高圧的な貴族)を、たとえではなく本当に打ち砕いてしまった。対照的な2人だが、根っこの部分は似通っていて、なんとも表現しにくい絆で結ばれているように見える。
たぶん、特殊な性癖のある女性にはたまらないカップリングだろうな。