JFK JFK
1991年 外国映画 2ツ星 実話に基づく 法廷ドキュメンタリーとしては秀逸だが、映画としては不完全燃焼
ケネディ暗殺が陰謀であったことは、今は当然のように受け入れられている。それがこの映画の影響かどうかは知らないが、次々に矛盾点が指摘されていくのは痛快だった。
しかしクレイ・ショーが黒幕とは思えない。
ギャリソン検事の長~い弁論(演説?)を聞かされると、なるほど陰謀があったことに異論はないが、犯人を示唆する部分が欠落している。あとは感情論だ。
それが推論の限界なのか、犯人を名指しできない理由があるのか? あるいは演出かもしれないが、3時間以上の尺を考えると納得できない。この内容なら、90分くらいに刈り込んでほしかった。
未解決事件を映画にするのは、無理があったようだ。