マシンロボ クロノスの大逆襲 (全47話) Machine Robo Revenge of Cronos

1986年 アニメ 2ツ星 ロボット:自律型

内容とはうらはらに、悪が正義に勝ってしまった

あとで知ったことだが、当時のファンが絶賛していたのは、現場スタッフの悪ノリ部分ばかりだった。
本来のコンセプトでは、ロムやレイナは硬質なロボット生命体だった。なのに現場スタッフは勝手に髪をつけたり、あたかも生身の人間が装甲服を着ているように描写した。またロム兄さんの前口上も熱血を越えて暴走しはじめる。本来なら許されない設定無視、文法無視だが、むしろ暴走したエピソードの方がおもしろかった。こうなると、本来のコンセプトどおりに描かれるエピソードは退屈で、評価を下げるだけだった。

ストーリーは勧善懲悪なのに、作品としては悪ノリが勝ってしまったわけだ。そう考えると、なかなか楽しい作品だった。

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