Dの食卓2 (DC) D2

1999年 ゲーム 2ツ星 セカイ系 モンスター

さっぱりわからん!!!

あらすじ

カナダ上空でハイジャックが発生。テロリストが発砲し、私服警官が応戦する機内で、怪しげな呪文を唱える老人がいて、そこに隕石が落ちてきて、飛行機は墜落する。気がつくとローラは雪原にいて、記憶を失っていた。周囲には人間の姿をした怪物がいた......。

ナンデスカ、コノ状況???

ローラは明らかに人間じゃない。肉体だけでなく、その精神も理解できないため、ちっとも共感できない。そんなキャラクターを操作して、単調なバトルを繰り返すのはつらい。おまけに「グレートマザー」なる存在が自己主張してくるので、SAN値をがりがり削られた。終わったときは達成感より、虚脱感の方が大きかった。
エンドロールで人類による環境破壊のデータが開陳されるけど、もう、うんざり。この作家性にはついていけない。

主人公の名前こそローラだが、前作とはまったく関係しない。本作に「Dの食卓」の名を冠したのは、宣伝効果を考えてのことだろうか? しかし内容の伴わない偽りの看板は、消費者の反感を招く。そのせいか、この作品を最後に制作会社は解散した。やんぬるかな。

飯野賢治
ゲーム

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