[レビュー2002年07月24日に発表された 

マイノリティ・リポート Minority Report

刑事・警察 犯罪 管理社会 超能力 @P.K.ディック @S.スピルバーグ
更新日:2009年04月10日(金) 16:23 [Edit]

こういうSFはもっと地味に描いてほしい

じつはキチッとした推理ドラマ。1つ1つの場面で意味を追っておくと、ちゃんと真犯人が浮かび上がるところがおもしろい。

しかし派手なアクションと近未来がジェットに目を奪われ、思考が止まってしまったのは惜しまれる。ジェスチャーで操作する情報端末や、壁を走るクルマ、侵入者を攻撃する蔦植物、目玉の交換などは、本題には関係ない演出なのに、過剰すぎる。

あっちこっちチェイスしている時間があるなら、たとえばプリクライムはどうやって法整備されたか、プリコグに監視される社会にはどんな弊害があったかなど、掘り下げてほしい側面はたくさんある。
『アイ, ロボット』もそうだけど、こういうSFはもっと地味に描いてほしいね。

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