[レビュー1995年12月30日に発表された 

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更新日:2009年04月10日(金) 18:49 [Edit]

新しい題材を、古い手法で描いてしまったB級映画

1995年にしては斬新なテーマだった。このレビューを書いている2008年の目で見ると、機材やインフラの古さにめまいを起こす。しかし作品のテーマ性は現在にも通じる。なんだか『ウォーゲーム』を思い出すよ。

とはいえ、この映画がおもしろいわけでもない。いろいろ強引な設定があるが、なによりサンドラ・ブロック演じるPCオタクのキャラがわからない。人間嫌いで引きこもりなのに、美女でグラマー。バカンスでイケメンとアバンチュールって、人格が破綻してますよ。主人公に感情移入できないので、ディスク争奪戦はどこか他人事に見えてしまう。サンドラ・ブロックが悪いのではなく、脚本が甘すぎる。

現在のセンスでリメイクしたら、どうなるだろう? 主人公はオタクで引きこもり。身分証明を失っても、ネットに接続できるなら満足。走ると息切れし、面と向かっての交渉は無理。あぅぅ、これじゃ陰謀に勝てないな。しかしこのくらいリアルな主人公でリメイクしたら、おもしろそうな題材ではある。

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