スペース・ミッション 宇宙への挑戦 RACE TO SPACE

2002年 外国映画 3ツ星 主人公は動物 主人公は子ども 宇宙開発

思いのほか興奮できた

まぁ、子ども向け映画である。チンパンジーとの交流や親子の和解など、安直な展開も多いのだが、けっこう盛り上がってしまった。やっぱり王道は強い。

『アポロ13』のような迫力映像はないが、当時の記録映像を交えた演出は臨場感がある。よく知らないけど、1960年代初頭のアメリカの情景が見事に再現されている。亡命して、アメリカの役に立つことで居場所を作ろうと必死な父親。かたや息子はアメリカ人である自負をもち、中傷には実力で立ち向かい、自分の気持ちを率直に表現する。もう交わることがないような親子だが、どちらが折れるわけでもなく協力して、信頼していくところはいいね。

この映画はマーキュリー計画で打ち上げられたレッドストーンを再現しているのだろうか。するとお父さんのモデルはフォン・ブラウン? 実話を元にしているそうだけど、フィクションも多そう。とはいえ、彼らの歩みが現在まで受け継がれていることはまちがいなく、不思議な感動を覚える。
やっぱり空を目指す話はいいね。

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