[レビュー1995年08月25日に発表された 

ゼロ・ディバイド (PS) Zero Divide

ゲーム:対戦型格闘 電脳
更新日:2010年09月17日(金) 13:22 [Edit]

世界観に魅了される

『バーチャファイター』の成功により、多種多様なポリゴン格闘ゲームが登場した。そんな中、異彩を放っていたのが本作。
ロボットが金属の機械ではなく、電脳空間における"功性プログラム"と位置づけたのは斬新だ。物理的な制約がないから、そのフォルムや動きは自由奔放。私はオーソドックスなZERO(ゼロ)を使っていたので、対戦相手の異形さをたっぷり楽しめた。ダメージを受けた箇所が透明化する演出がたまらない。「あぁ、消されてしまう!」と緊張感、悲壮感が高まった。
そして、XTAL(イクストル)を初めて見たときの衝撃は忘れられない。強い。めちゃめちゃ強い。それでいて、「こんちくしょう!」と奮起させる魅力があった。そんなXTALがNECO(ネコ)に翻弄されている姿は涙を誘う。ネコ、最強。
ゲームクリア時のナレーションもかっこよかった。意味より、雰囲気に酔っていた。なんとなく頭の中に描いていた電脳空間のバトルが、見事に具現化されていた。

いま見ると、ポリゴンも動きも粗い。処理能力の限界で、実現できなかったプロットもあるだろう。最新技術でリメイクしてほしいゲームの1つである。