[レビュー1968年11月09日に発表された 

吸血髑髏船 Living Skeleton

幽霊 狂気
更新日:2013年06月13日(木) 21:31 [Edit]

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あらすじ

金塊を積んだ貨物船・竜王丸が海賊に襲撃され、船医とその妻・依子をはじめ、乗員全員が殺された。3年後。依子の双子の妹・冴子は教会に引き取られ、望月という恋人もできた。ある日、漂流中の竜王丸を発見した冴子は、船内で依子の亡霊に遭遇する。以来、姉の亡霊に取り憑かれた冴子は不可解な力で暴漢たちに復讐しはじめる。

モノクロ映画。ロケ地に使われた貨物船のオーナーがクレームをつけたため、多くのシーンがカットされたらしい。そのせいか、ストーリーは破綻している。監督の思惑どおり編集されたら、どんなストーリーになっただろう? そう思えるほど魅力ある映画だった。

結局、誰が暴漢たちを殺していたのか? ボスが神父だとしたら、自分が殺した女の妹を引き取っていたのか? 船医は復讐ではなく、実験だけを望んでいた。実験とはつまり依子の蘇生だ。依子が生きていれば、冴子の共感は正しかったことになる。事件はまるで解決していない。
物語の中核がすっぽり抜け落ちているのに、気になってしまう映画だった。

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