鉄人28号 (PS2) Tetsujin 28-go | Iron Man #28

2004年 ゲーム 2ツ星 ロボット 主人公は子ども

奇妙なリアリティ

「金田正太郎の視点で鉄人28号を操縦する」というアイデアが素晴らしい。視界や身の安全を確保しながら操縦するのは大変だが、なかなか新鮮な体験だった。

市街地で巨大ロボットが暴れ、次々に建物が破壊されていくのは強烈。敵ロボットを駆逐できても、被害の大きさに戦慄する。特別な法律で免責されているとしても、正太郎は相当な恨みを買うだろうなと、よけいなことを考えてしまう。「鉄人、町を守る!」の新聞が痛々しい。まぁ、PS2の簡単なポリゴンで、人間がつぶれるような描写もないけどね。

「鉄人を操縦する正太郎になりたい」という夢をゲームで実現した作品らしい。私は鉄人28号の直撃世代じゃないし、そんな夢をもったこともないが、「まさにこれだ」と膝を打つ興奮があった。

横山光輝
アニメ
実写映画
ほか

ページ先頭へ