電脳警察サイバーコップ (全36話) CyberCop

1988年 特撮 4ツ星 タイムトラベル ヒーロー 刑事・警察 変身

制作サイドも含め、彼らはヒーローだった

好きな特撮番組をあげろと言われたら、まっさきに挙げるのが本作。サイバーコップはストーリーも、デザインも、特撮も、キャストも、スタッフも、おもちゃも熱かった。第1話でローリングチャージャーを見たときの衝撃は忘れられない。毎回、思わぬところから飛び出すブラックチェンバーも大好き。ビデオ合成はちゃちだけど、めちゃくちゃ興奮した。

敵幹部のエインシュタイン博士が脳天に瓦礫を食らって死ぬ直前、「おまえたちのおかげで退屈な人生を過ごさずに済んだ」と笑うところがいい。デューイン女史がバロン影山に「愛していた」と言われて息絶えるところがいい。マーズ北条がビットスーツの腕を修理したり、マスクを引きはがすシーンがいい。もちろんルシファーの強烈な演技も印象に残る。35,36話でキャスト、スタッフの素顔を見られたものいい。みんな、ヒーローだった。

サイバーコップがなければ、私は特撮番組を卒業していたかもしれない。そのくらいインパクトのある作品だった。

ページ先頭へ