マリア様がみてる ~春~ (第2期・全13話) The Virgin Mary Watches Over Us ~Spring~

2004年 アニメ 4ツ星 学校 百合

去る人、来る人、それぞれの変化がいとおしい

3年生の薔薇さまがたは卒業ですか。早いなぁ。蓉子さまの大人びた雰囲気が好き。妹や孫をもつと成長するのか。聖さまと由乃ちゃんの別れの挨拶も素敵。もし卒業がなかったら、この2人はどうなっていたんだろう? 変わっていくのは寂しいが、それゆえに尊いのかもしれない。卒業式を描いた第5話は異様に作画クオリティが高く、大いに盛り上がった。高校時代が恋しくなったよ。

2年生となると、志摩子の印象はだいぶ変わった。美しく、おしとやかで、大人びた雰囲気をもちながら、どこか危うさもある。こんな飛び抜けた人物だったのか。志摩子は他者がいてはじめて成り立つキャラのようだ。第9話で蔦子が、乃梨子は志摩子に光を当てるレフ板のような存在と言ったけど、言い得て妙だった。一方、由乃ちゃんは子どもっぽくなった。祐巳ちゃんと同じで、お姉様しか見えてない。令さま、祥子さまが卒業するときが心配だ。

例によってラストは腰砕け。さんざん引っ張っておきながらそれかよ。最終回なんだから、それなりの「決め」がほしかった。
第2期を見たあと、第1期を見直してみた。初見はいろいろ見落としていたことに気づく。やっぱり『マリみて』はおもしろい。

マリア様がみてる
アニメ
実写映画

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