ブルー・ストリーク Blue Streak

1999年 外国映画 3ツ星 コメディ 刑事・警察

予想をちょっとずつ越える展開がおもしろい

あらすじ

宝石泥棒マイルズはダイヤモンド(ブルー・ストリーク)を盗み出す。ディーコンの裏切りで仲間を殺され、宝石を建設中のビルに隠し、逮捕された。
2年後、出所したマイルズが建物を見に行くと、そこは警察署になっていた。
マイルズはニセ警官・マローンとして侵入。宝石をみつけてすぐ逃げるつもりだったが、適当に書いた履歴が敏腕刑事だったこと、新米刑事カルーソンを指導して事件を2つ解決したことから、盗難課の主任になってしまう。
マローンは宝石を見つけるが、押収した麻薬コンテナの中に落としてしまい、おとり捜査に駆り出される。ディーコンが割り込み、宝石を盗んで逃走。マローンは国境を超えてディーコンを追跡し、仲間のかたきを討つ。
マローンの正体は同僚刑事たちに露見するが、国境を超えて捜査できないため、見逃される。

おもしろかった。目標を見つけてアプロー。達成するが、トラブルで状況が変わる。そのテンポがいい。マイルズが口八丁手八丁だけでなく、泥棒の知見で状況を乗り越えるのが気持ちいい。そんな舞鶴を同僚たちが、まるで映画のアクションヒーローのように尊敬するのはシュール。

ディーコンを射殺したのは意外。まぁ、仲間を殺されてるから当然と言えば当然か。だったら麻薬ディーラーに銃をわたされたとき撃ってもよかった。刑事たちがマイルズを見逃すエンディングも首を傾げる。残された刑事たちはFBIに、どのように説明するんだろう? コミカル路線を徹底して、人が死なない、利益が目的でない、みんなハッピーで終わってほしかった。

馬鹿な仲間タリー、人権弁護士メリッサは、最後どうなったの? 麻薬ディーラーも唐突な出現。マイルズやディーコンと因縁があってほしかった。

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