無能の人 Nowhere Man
1991年 日本映画 3ツ星 日常を描くなんとなく最後まで見てしまう
徹底的に駄目な男を描いた物語。ファンタジー表現はいっさいなく、単調と言えば単調。なのに最後まで、飽きずに見てしまった。この内容で飽きない映画を撮るなんて、すごいことかもしれない。
ストーリー的に語るところは多くない。駄目な男が、この世でもっとも駄目な男になろうとしたが、なりきれなかった。なにかメッセージがありそうで、なさそうな感じ。
奇抜な行動を置き換えれば、じつは日常を描いた話だったと思う。