アサルト13 要塞警察 Assault on Precinct 13
2005年 外国映画 3ツ星 刑事・警察 囚人ソツなくまとめた娯楽アクション
どんでん返しはないが、先が読めるわけでもない。びっくりするシーンも多い。早い段階で敵の正体がバレちゃうので、中だるみするかと思ったが、その分、どう脱出するか、仲間を信じられるかに集中できた。なかなかうまい。
襲撃者たちの心情が描かれたのはいいね。賛同しがたいが、理解できる。しかし隊員たちの勇敢さは納得しがたい。保身を願う人たちが、我が身を省みず戦う姿には違和感を覚える。
そして主人公はかなり情けない。まぁ、この状況、このメンバーでは無理もないか。主人公が足りない分をR・フィッシュバーンが補っている。火炎瓶で戦うモーフィアスはかっこよかった。彼の存在感で映画が成り立っているね。
女医(カウンセラー)の馬鹿さと末路がシビアだった分、ラストは甘く感じるが、このへんで終えた方がいいのかもしれない。全体的に、文句の付け所のない映画だった。