[レビュー1975年05月21日に発表された 

アイガー・サンクション The Eiger Sanction

スパイ スポーツ
更新日:2009年11月05日(木) 16:08 [Edit]

よくわからんが、カッコイイ

あまり類型を見ない山岳スパイアクション。CG不使用なので、画面はおとなしいが、緊迫感がある。現場の極限状況を、遠くから望遠鏡で見ているもどかしさがたまらない。

しかしストーリーはめちゃめちゃ。美術蒐集家の主人公、色素欠乏のボス、名前を透視するスチュワーデス、2人分の料金を要求するタクシー運転手、缶ビールを背負わせるトレーナー、ゲイの裏切り者……。クセモノが多すぎて、めまいを起こす。しかも彼らの個性は、ストーリーにまったく影響しない。ひょんげー。
ラストは意味深だ。あんたが犯人なら、ジョージが襲ってきた理由は? アレは本当に事故だったの? 主人公ちゃんと許したの? なにを考えてるのかさっぱりわからないところが、妙にカッコイイ。

山に登れば、なにもかも関係なくなるのかもしれない。