バタリアン4 Return of the Living Dead: Necropolis

2005年 外国映画 2ツ星 モンスター:ゾンビ

チェルノブイリの無駄遣い。

トライオキシンはチェルノブイリの石棺に封印されていた。巨大複合企業ハイブラテック社が危険を承知で、犠牲を出して、盗み出し、兵器転用するため研究するが、ガス漏れを起こし、怪我した青年を誘拐して実験材料にする。青年の仲間が施設に押し入って、驚いた警備員がゾンビたちのロックを解錠し、パニックになる。が、軍隊によって鎮圧された。

もうね、なんなの。3作目から12年後に作られた4作目だが、「バタリアン」である必然性はまったくない。ゾンビはヘッドショットで倒せるし、動きはのろく、集団で行動する恐れもない。ただのゾンビ。
バタリアンの系譜として、ゾンビたちは後頭部にかぶりつき、一撃で脳をかじる。ブロッコリーをかじるような気軽さだ。しかも内臓を食ってる描写もあった。製作者は1作目を見てないんだろうか。
エンディングのメイキングシーンで、さらに萎えるた。

極めつけは、武装ゾンビ。ガトリングとチェーンソーって、なにと戦わせるつもりだったのか。最終兵器のように登場しながら、あっさり退場。なんなのよ。

そして驚くほど安っぽい。重火器の使い方はちぐはぐで、意味なく格闘戦がり、意味なくラペリングがある。無茶苦茶。
見どころは、冒頭のチェルノブイリ・ロケ。物語にまったく活かされてないけど。

あと本作はカーアクションが怖い。低予算だから撮影時に事故が怒るんじゃないか心配になった。


バタリアン
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