007(08) 死ぬのは奴らだ 007 / Live And Let Die

1973年 外国映画 3ツ星 #007 スパイ

つねにマイペースな007

オープニングで多数のスパイが暗殺されて、緊張感が高まる。おまけにブードゥー教や絶対あたる予言も出てくるので、先が読めない。なのに007はまったく動じない。本作は、ロジャー・ムーアが007役を演じた初の作品になるが、なんの気負いも感じられない。笑ってしまうほど007だ。

全体的にコミカルで、007もお茶目さが目立つ。愛人をけんめいに隠したり、処女を奪ったあとに種明かししたり。振り回される地元警察や、圧縮ガスでふくらまして殺すなど、コメディ映画そのもの。しかしそれが悪いわけじゃない。そういう時代に入ったのだ。

敵役の手かぎが曲がっていたのが残念。もうちょい、それらしく作ってほしかった。

007シリーズ
ショーン・コネリー
ショーン・コネリー
ショーン・コネリー
ジョージ・レーゼンビー
ロジャー・ムーア
ロジャー・ムーア
ティモシー・ダルトン
ティモシー・ダルトン
ピアース・ブロスナン
ピアース・ブロスナン
ダニエル・クレイグ
ダニエル・クレイグ

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