正義分が足りない
セガールも歳をとったねぇ。顔の皺が深いよ。年々アクションが衰えていくセガールだが、本作はまぁ、動いている方。例によってサイキョーは変わらず。拳銃でヘリを撃墜し、マガジンチェンジの最中に銃を突き付けられても先手をとれる。ラストは、やはり銃を突き付けられた状態からセガール拳が炸裂。悪役はためらわず引き金をひくべきだよ。
今回のセガールは最愛の娘を救出するため、やむなく悪人どもをやっつけていくわけだが、あまりにも問答無用なので怖くなる。やっぱりセガールは仲間を殺されて、怒りゲージを溜めに溜めてから動いてほしい。
内臓破壊のセガール拳は、『キル・ビル』の五点掌爆心拳ほどのリアリティもなかった。敵に前後を挟まれたときの対処(片方の銃を使って、背後の敵を撃つ)は見事だった。
- Google [沈黙の奪還]
- Wikipedia [沈黙の奪還]
- IMDB [Shadow Man]