世にも奇妙な物語 1991 冬の特別編(1) Yonimo Kimyouna Monogatari : 1991 Winter
1991年 日本ドラマ 5ツ星 #世にも奇妙な物語あなたはひとりでは見られない
1991年は冬の特別編が2つあるので注意。
大予言 (吉田栄作)
[あらすじ] 生放送の公開番組で、占い師から「三日後に死ぬ」と予言された男。絶句する顔が全国ネットで放送されてしまい、世間の耳目を一身に集めてしまう。
[感想] 短刀のような切れ味。吉田栄作のキャラクターが物語にあってる。
王様の耳はロバの耳 (南野陽子)
[あらすじ] 理髪師のキョウコに髪を切ってもらうノリオ。じつは一ヶ月ほど前、恋人のユキエにないしょでキョウコと関係を持ってしまったのだ。キョウコはユキエの親友だから、いつバレるか気が気でない。心労がたたって、円形脱毛症になってしまった。ノリオは、キョウコが恐ろしくなっていた。
[感想] 南野陽子の狂気がひんやり怖い。
帰れない (片岡鶴太郎)
[あらすじ] 妻にはゴミ扱いされ、息子には無視される中年サラリーマン。家に帰りたくないと屋台で愚痴り、ついに「帰らないコール」をしてしまう。すると主人公は、どうやっても家に帰れなくなった。
[感想] これは名作。異変に順応していく夫。愛情を取り戻す妻。切なく、しみた。
さよなら6年2組 (中森明菜)
[あらすじ] 主人公は小学校の女性教諭。昨今の子どもたちは無気力で、どう接すればいいのかわからずにいた。そんなある日、主人公は放課後の校舎に見知らぬ子どもたちを見つける。
[感想] 昔はよかったで終わってしまい、エピソード的には不満。しかし久しぶりに見た中森明菜は美しく、はかなげに見えたことを覚えている。
復讐クラブ (橋爪功)
[あらすじ] 主人公はストレスの多い中年サラリーマン。そんな彼の密かな楽しみは「復讐クラブ」。復讐を他人に代行してもらうシステムだが、自分も誰かの復讐を代行する義務があった。
[原作]諸星大二郎「復讐クラブ」
[感想] 誰もが予測できるオチなのに、そのショックは大きかった。橋爪功の叫びが耳に残る。「誰もが誰かに復讐を!」 そんな馬鹿なと笑える人は幸せだ。
昔みたい (いしだあゆみ)
[あらすじ] 主人公は平凡なサラリーマン。ある日、デパートで懐かしい絵を見かける。絵の方に向かうと昔の恋人があらわれた。10円前に捨てた女。どうして捨てたか、もう覚えていないが、なつかしい。私は彼女と語り合った。平穏な現状を忘れて...
[感想] いしだあゆみが不気味。たばこの吸い殻で、男を思い出そうとする演出はかなり怖い。
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