どですかでん Dodesukaden
1970年 日本映画 3ツ星 家族 狂気 障害これほどインパクトのある映画には、もう出会えないだろう
みんな独特のリズムがあって、長く見てると精神の均衡を崩しそうになる。貧しくて、愚かで、弱くて、病んでいるのに、抗しがたい魅力があるからヤバイ。
よくこんな映画を撮れたもんだ。
キャラクターやエピソードは、どうやって考えたのだろう? 狂っていなければ思いつかないが、狂っていたら映画にならない。迫真すぎるし、絶妙すぎる。
この映画を見たことを、じつはちょっと後悔している。
彼らのリズムが頭から離れないのだ。どん底に魅力を感じてしまっては、社会生活を営めない。
困った映画を見てしまった。