それはまるで舞台のように
内容について、今さら加える言葉はない。それより印象的なのは、役者たちの細やかな演技。ちょっとした間や目配せ、顔の引きつりなどで、内面を見事に表現している。演技っぽい演技なんだけど、気持ちが伝わってくる。これが演じる技なんだな。
また、ほとんどが家の中で展開するため、舞台を見ているような錯覚に襲われる。リアリティの追求とは一線を画すスタイルだ。
ラストのお父さんのセリフはいささか冗長な気もするが、鑑賞後は「映画を見た!」という気分になって、心地よかった。昨今の映画は「写真」だが、昔の映画は「絵画」なんだね。
- Google [招かれざる客]
- Wikipedia [招かれざる客]
- IMDB [Guess Who's Coming to Dinner]
- 前の記事:吸血鬼
- 次の記事:ゴジラ(8) 怪獣島の決戦 ゴジラの息子
- [レビュー] インデックス