サンダーバード 劇場版 Tunderbirds Are Go
1966年 外国映画 2ツ星 人形技術は一流、作劇はちょっと......
テレビシリーズもそうだが、『サンダーバード』はテンポが悪い。劇場版はそれが顕著にあらわれている。冒頭の火星ロケットの発射シーンや、アランの妄想シーンなど、あまり意味のないところがむやみに長い。そのくせ火星生物の描写はあっさり。作劇が特撮技術に制限されている。
ストーリーから察するに、ペネロープは飛び抜けて魅力的な女性らしいが、目に見える映像ではあまり表現されない。これも特撮技術の制限だろう。仕方ないとはいえ、惜しまれる。
デザイン、見せ方はうまい。手元をアップするときは人間が代演するのも見事。技術は本当に一流だ。しかし、つまらなかった。