ウルトラセブン (全49話) ULTRASEVEN
1967年 特撮 5ツ星 #ウルトラシリーズ SF 主人公は軍人 宇宙開発 怪獣 戦争理想に燃える若者たちのドラマ
『セブン』は私が産まれる4年前の作品なので、直撃していない。何度か再放送を見たが、等身大のセブンや宇宙人をおどろおどろしく感じたくらいで、特別おもしろいとは思わなかった。当時は『タロウ』に夢中だった。
1987年、16歳のとき『泉麻人のウルトラ倶楽部』によって再評価の気運が高まると、『セブン』はSFドラマに昇格した。以来、私にとってもっとも好きなウルトラマンになる。
2011年、40歳でふたたび全話鑑賞すると、またまた印象が変わった。たしかに『セブン』は意欲作だが、あまりにも荒削りだった。不可解だったり、投げっぱなしのエピソードがとても多い。私は『セブン』を絶賛することで、特撮やSFの知識をひけらかしていたのかもしれない。
注目すべきはダンの若さ。
『ウルトラマン』のハヤタ隊員に比べると顕著だが、ダンは絶対正義のヒーローではなく、理想に燃える若者でしかない。そのため苦悩したり、暴走したり、そのくせ答えに届いていない。たとえば第26話「超兵器R1号」で、兵器開発競争はむなしいと指摘するが、では兵器のない世界をどう実現するかは考えていない。あまりに若い。
だが、それがいい。そもそも宇宙人に絶対正義を期待する方がまちがっている。来訪者に答えを教えてもらうのではなく、ともに答えを見いだしていけばいい。それが『セブン』のテーマだった......とは言えないが、私はそう解釈できる年齢に達したようだ。
ダンをヒーローではなく、危なっかしい若者としてみると、またちがった楽しみがある。ウルトラセブンとは、若者のエネルギーを具現化したヒーローなのだ。
【ゆっくり文庫】で妄想再現した。
ウルトラマン | ||
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1966 | Q | |
1966 | マン | |
1967 | キャプテン | |
1967 | セブン |
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1968 | 怪奇大作戦 | |
1971 | 帰マン | |
1972 | A エース | |
1973 | タロウ | |
1974 | レオ | |
1979 | ザ☆マン | |
1980 | 80 | |
1984 | キッズ | |
1988 | USA | |
1990 | G | |
1993 | パワード | |
1994 | 平成セブン |
|
1995 | ネオス | |
1996 | ゼアス | |
1996 | ティガ | |
1997 | ダイナ | |
1998 | ガイア | |
1999 | ナイス | |
2001 | コスモス | |
2004 | ネクサス | |
2005 | マックス | |
2006 | メビウス | |
2006 | WoO | |
2007 | SEVEN X | |
2007 | 大怪獣バトル | |
2009 | ゼロ |
|
2011 | ゾーン | |
2013 | ギンガ | |
2015 | X エックス | |
2016 | オーブ | |
2017 | ジード | |
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