アローン・イン・ザ・ダーク (5作目)(Xbox360) Alone in the Dark: Inferno
2008年 ゲーム 3ツ星 クトゥルフ神話 モンスター モンスター:ゾンビあらゆる予想を超えた
シリーズ5作目。ナンバーも副題もつかないから1作目のリメイクと思っていたが、まったく新しい独立作品だった。ところが1作目との関連性が示され、興奮がぐぐっと高まる。カーンビーは若者のような格好だが、その顔に刻まれた皺は深い。こわいほどリアルだ。カーンビーは何者なのか? 目の前の危機より、自分自身の謎が気になってしまう。が、なにもわからないまま終了する。選択の余地のないプレイヤーの敗北。ぐぬぬ。盛り上がった気持ちをどうすればいいんだ?
物理演算を採用したゲームシステムはおもしろい。エポックメイキングになりそう。しかしステージが多すぎる。最初のマンションだけで物語を完結できればよかった。車の移動も最悪。どうしてこういうことをやらせるんだろう? やめてほしい。終盤の展開については言葉もない。どうしてこうなるの。
どのへんが『アローン・イン・ザ・ダーク』なのか? そもそもシリーズの共通点をどう考えているのか? プレイ後、ひどく哲学的な気分になってしまった。
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