きまぐれロボット The Capricious Robot

2009年 日本映画 3ツ星 ドラマ ロボット:自律型

ひどい脚色

星新一没後10年&作家デビュー50年記念作品、週刊ザ テレビジョン創刊25周年記念作品。こんな作品があったとは知らなかった。

原作は「最高に便利だけど、決して退屈させないロボット」という矛盾がテーマだが、本作はN氏を母親依存の駄目人間にしてしまったため、よけいな問題が増えてしまった。
母親の死に気づかない息子は、そもそも人間的に問題があるのではないか? 尻を叩かれないと馬力が出ない性癖も、放置しておいていいのか? ロボットと結婚できる? どうして気づかないの?
そうした問いかけに答えないまま物語は終わる。ショートショートが原作とは思えないほど宙ぶらりん。ひどい。

ストーリーは評価できないが、役者さんの演技はおもしろいし、なによりロボットの造形がいい。脚本さえしっかりしていたら、もっとおもしろくなっただろうに。もったいない。

もっと尺を短くして、オムニバスにすればよかったのに。あぁ、それはもうNHKでやってるか。