ガメラ(2) 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン Gamera vs. Barugon

1966年 特撮 4ツ星 怪獣

「わっ、ガメラだ!」

「戦友の遺骨を拾いに行く」という説明が受け入れられる世相だったのか。1966年は終戦から21年目になるけど、戦争の記憶がまだ新しいようだ。
人間ドラマは骨太で、見応えがある。欲に目がくらんだ小野寺の言動がおかしくなっていく。ダイアモンドを強引に奪おうとしたあたりは、すでに正気を失っていたのだろう。食べられる末期も強烈だ。子ども向けじゃないけど、子どもに見せたい怪獣映画だった。

そして怪獣──バルゴンもよかった。形容しがたいフォルムに、まんまるの目玉、延びる舌、冷凍ガス噴射、虹の怪光線......。もう、デタラメすぎる。そんな怪獣を倒すため、あの手この手を試していく人類。あらゆる物質を破壊する怪光線を鏡で反射できるの? と冷静に考えては駄目だ。万策尽きたところでガメラ登場。怪獣同士の激突は絵になるが、ガメラが戦う理由がわからない。そんなこと、考えちゃ駄目か。

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