私の頭の中の消しゴム A Moment to Remember

2004年 外国映画 3ツ星 ドラマ 恋愛 障害

男が悪人だったら、なおよかったかも

いくらなんでも美談すぎる。映画の終盤は、混濁した彼女が見た夢なのではないか。個人的には毒があってもよかったと思う。たとえば、こんな感じ。

工事現場で働くチョルスは、自分のため、より安全なビルを造るため、出世したいと思っていた。そこでチョルスは、ふとしたことで知り合った世間知らずの社長令嬢スジンを射止める。結婚すると、すべてが好転した。大きな仕事を任され、順風満帆だったチョルスに、スジンの病気が知らされる。スジンの両親は介護しなくてよいと言うが、チョルスは納得できない。大切なことを、まだ伝えていない……。

というイメージを脳内に走らせながら、映画を楽しんでいた。お汁粉に塩を入れるように、黄色を輝かせるために黒を使うように、純情を際だたせるために打算を入れてもいいんじゃないかな。

関連エントリー

2004年 外国映画 3ツ星 ドラマ 恋愛 障害
オペラ座の怪人

オペラ座の怪人

The Phantom of the Opera
2004年の外国映画 ★4

これが......オペラか!  オークションにかけられたシャンデリアが、オペラ座に封印された過去を呼び覚ます。ツカミはオッケー! 音楽、セット、カメラワークも豪華。序盤はテンポもよ (...)

運命のボタン

運命のボタン

The Box
2009年の外国映画 ★2

115分は長すぎる 生活水準を落とせなかったばかりに、すべてを失うことになったのは皮肉だ。自分の周囲でなければ不幸があっても気にしない独善性は、現代にも通じる。60年代を舞台にする (...)

エレファント・マン

エレファント・マン

The Elephant Man
1980年の外国映画 ★3

好奇心は抑えがたい 実在の人物(ジョゼフ・メリック)をモデルにした物語。外科医が観察し、知性や感受性を認め、人間として接するようになる過程が印象に残る。それは同時に、こうした過程を (...)

深紅

深紅

Shinku
2005年の日本映画 ★3

あと一歩、あと一歩のもどかしさ 状況設定のインパクトが大きい。冒頭で「修学旅行の夜」をていねいに描いてくれたおかげで、物語全体がしっかりまとまっている。2人の少女がなにを思い、どの (...)

明日の記憶

明日の記憶

Memories of Tomorrow
2006年の日本映画 ★5

怖くて、切なくて、それでも望みを見いだせる シーンが飛んだり、妄想と現実の区別がつかなくなる後半が恐ろしい。 師匠は本当にいたのだろうか? もし師匠がマボロシだったなら、冒頭で寄り (...)

解夏

解夏

Milk White
2003年の日本映画 ★2

視力以前に、現実が見えてないような気がする 悲劇が近づいているというのに、登場人物たちの平静さに違和感を覚えた。主人公はともかく、私が親なら、なにか治療法はないか、今のうちに見せた (...)

ページ先頭へ