深海獣レイゴー Deep Sea Monster Reigo
2008年 特撮 1ツ星 怪獣 戦争悲しいほど見る価値がない
監督・原案・企画・脚本を担当した林家しん平は、大の怪獣映画ファンらしい。しかしファンが作った映画がおもしろいとは限らないことを証明してしまった。怪獣映画のなにが好きだったのか、なにを見せたかったのか、理解に苦しむ。
巨大怪獣vs巨大戦艦というプロットはいい。しかし戦時中を描くなら、主人公は髪を剃れ。もうすぐ子どもが産まれるのに島の女と浮気する男や、だらだらした宴会芸を描くことに、どんな意味がある? ラストの歌舞伎演出は不愉快すぎて気分が悪くなった。
怪獣にも大和にも戦う理由がない。じり貧の日本海軍に、怪獣退治をする余裕はなかろう。レイゴーの本土上陸が明らかで、国を守るために戦うくらいのコンセプトが欲しかった。
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