エグゼクティブ・デシジョン Executive Decision

1996年 外国映画 3ツ星 アクション テロ 飛行機 @S.セガール

セガールショック! ラッセルアクション!

パッケージの半分を占めるセガールが、まさか、こんな役割を果たすとは。じつは単なる友情出演なんだけど、「ひょっとしたらセガールが来てくれるかも?」という期待感が、最後の最後までつきまとった。すごい影響力だ。

よく見ると、そうそうたるメンバーが結集している。灰色の脳細胞、ポワロ(デヴィッド・スーシェ)が立案したテロ計画だけあって、ぞっとするほど効率的だ。5年後の911で、空想が現実と化してしまった。
この難局に挑むのは、ちゃっかりヒーロー、スネーク(カート・ラッセル)。飛行機の着陸シーンは、ずば抜けてリアルだった。のちのストーム(ハル・ベリー)も、客室乗務員とは思えぬ存在感。

物語はしっかりしてるけど、飛び抜けたところはない。言ってしまえば、ふつうのアクション映画だ。しかしオールスターが競演したことで、お祭りのような雰囲気になっている。
タイトルのExecutive Decisionは「大統領命令」という意味だが、実際はジョエル・シルバーによる「首脳部の決定」だった気がする。

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