キャットウーマン Catwoman
2004年 外国映画 3ツ星 @DCコミックス人間の理性が残りすぎている
ハルベリーの演技、キャットウーマンのアクションに不満はないが、最後まで立ち位置がよくわからないヒロインだった。復讐より、宝石集めに精を出した方がよかったと思う。バストの墓から持ち去られた宝石を「取り返す」という設定にすれば、倫理面のクリアできる。そしてトム・ローン刑事は、内向的なペイシェンスと奔放なキャットウーマンのあいだで揺れ動く。これだと『キャッツアイ』に似すぎてしまうか。
しかし、「殺された理由を知りたい」は共感できるが、「殺害を命じた相手への復讐」や「化粧品の販売阻止」といった目的は飛躍を感じる。猫ならば、そんな堅苦しい動機で行動してほしくない。また刑事も、キャットウーマンの正体に気づいてほしくなかった。
キャットウーマンが「ウォッカ、氷、カルーア抜きのホワイト・ルシアン」を注文するシーンは笑えた。それってミルクじゃん!
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