劇場版 東のエデン 2 Paradise Lost Eden of The East the Movie 2 Paradise Lost
2010年 アニメ 1ツ星 社会派嘘が多すぎる
どうすればこの国の"空気"を変えられるか? そのアイデアを競い合うのが本作のキモだと思っていた。劇中に出なかったものを含めれば、下記のとおり。
- 中央集権国家の再建
- 世界的な被害者になること
- 身近な幸せをコツコツ行う
- 警察の腐敗を一掃する
- 高齢者医療の改善
- 魅力的な映画制作
- 詐欺行為
- サッカーチームの優勝
- 王様になる(なにをするか不明)
- 既得権の破壊
- 犯罪者の除去、
- 人任せ
物語は、これらのアイデアを検証することなく終わってしまった。なんのことはない、本作は、狂った老人によるイタズラでしかなかった。滝沢のメッセージも、彼の行動をつぶさに見てきた私でさえ理解できなかった。
最後に、滝沢が咲ちゃんと結ばれなかったのはかまわない。ただ、黒羽さんとの「約束」を無視したことは許せない。なにかあるたび記憶(=人間関係)を捨てる滝沢が、なにかを掴むことはないと思う。