[レビュー1995年07月07日に発表された 

スピーシーズ 種の起源 Species

地球外生命
更新日:2013年08月18日(日) 02:16 [Edit]

目的は「繁殖」!

逃げ出したエイリアンと人間のハイブリッドを、急ごしらえの混成チームが追跡する。ひらめきに科学者が理屈を与え、霊能力者が確信し、掃除屋が実力行使する。びっくりするほど有能で、なんでも解決できそうだ。
ところが中盤以降は失速する。追跡チームで実験したり、ちゃんと確認せずに酔っぱらったりと、無能をさらけ出す。おまけにシルの行動も不可解になって、急速に興味を失った。クライマックスの対決はもう眠かった。

シルは高い知能をもち、人語も解するが、心中はわからない。自分が人間でないことや、エイリアンが自分を送り込んだ目的を理解しているんだろうか? なにもわからず、ただ本能に突き動かされているとすれば、あわれな存在だ。
だからといって共存できるわけじゃないが、シルの価値観──その孤独や恐怖、希望を描いてほしかった。シルにとっては、イケメンや金持ちより健康な男子の方が都合がいいようだが、わざわざ追跡チームの男を選ぶ理由がわからない。追跡者の力量を認め、その子種を求めたのか? また、誘惑された方も、彼女が人間でないと知った上でセックスしたらおもしろかったのに。

結局、スーパーモデルのヌードを楽しむ映画だった。それが、悪いわけではない。

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