[レビュー1991年11月22日に発表された 

美女と野獣 (ディズニー版) Beauty and the Beast

#美女と野獣 ファンタジー:童話 @ディズニー
更新日:2020年08月31日(月) 03:51 [Edit]

野獣もかすむ、真の野獣

ガストンが強烈だった。ガストンが興味があるのはベルの美貌だけ。ベルの人柄も知性も目に映っていない。愛されることさえ期待せず、ただ力尽くで奪えば満足なのだ。恐ろしい。ガストンこそ「真の野獣」であろう。
もう1つ怖いのは町の人たち。誰もガストンを止めようとせず、それどころか扇動されてしまう。決してベルは嫌われ者じゃないのに、ひどすぎる。魔女はわがままな王子を野獣に変え、そのように王子を育てた家来たちも家具に変えてしまった。もし魔女が町を訪れたら、ガストンを野獣に変え、その横暴を許した町の人も呪われるだろう。しかし野獣の心を持った野獣は手に負えないので、そうならなくてよかった。

本来なら、ベルが野獣の心に気づいたり、野獣がベルに拒まれることを恐れるところが主題なのだが、ガストンの毒気に圧倒されてしまった。フェミニズムも大事だが、ちょっとヤリスギだね。


【ゆっくり文庫】で取り上げてみた。お父さんの視点でつづってみた。ぜひご覧ください。

【ゆっくり文庫】フランスの民話「美女と野獣」

関連エントリー