007(03) ゴールドフィンガー 007 / Goldfinger

1964年 外国映画 4ツ星 #007 スパイ

私の胸に焼き付いた007

おそらく私がテレビで見た最初の007。脱いだらタキシード、帽子ブーメランカッター、ボンドカーの武装、助手席の強制射出、股裂きレーザー、カウント「007」での爆弾解除......。印象的なシーンが目白押し。私にとって本作こそが007であり、スパイ映画の基本だった。

もっとも強烈だったのは、金粉を塗られて殺された美女。さしたる理由もなく殺されたこと、そして金粉で皮膚呼吸を止めるという殺し方がショックだった。皮膚呼吸ができないと苦しいだろうか? 汗で流れ落ちないのか? 映画を見終えたあとも考えてしまった。大人になって、あの殺害方法は不可能と知って、ふたたびショックを受けた。くそぅ、私の30年を返せ!

「グランドスラム計画」のアイデアが秀逸だった。金(Gold)を盗むのではなく、放射能で汚染することで市場価格をつり上げる。親父に仕組みを教えてもらって、うなった記憶がある。
ゴールドフィンガー本人は小物だが、計画はシリーズ屈指の出来映えだった。

007シリーズ
ショーン・コネリー
ショーン・コネリー
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ジョージ・レーゼンビー
ロジャー・ムーア
ロジャー・ムーア
ティモシー・ダルトン
ティモシー・ダルトン
ピアース・ブロスナン
ピアース・ブロスナン
ダニエル・クレイグ
ダニエル・クレイグ

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