アックスマン / 悪夢の生贄 Edge of the Axe

1988年 外国映画 3ツ星 殺人鬼 狂気 電脳

殺人鬼の個性が弱いぃ

あらすじ

 アメリカの田舎町で、斧による惨殺事件が相次ぐ。パソコン青年・ジェラードは、リリアンという恋人とともに事件を調査する。無差別な殺人に思えたが、被害者は精神病院の関係者だった。リリアンは、ジェラードが殺人鬼ではないかと疑う。

 殺人鬼はリリアンだった。リリアンは多重人格者で、自分の治療に関与した医者や看護婦を殺していたのだ。ジェラードはリリアンを殺そうとするが、駆けつけた警察に射殺されてしまった。保護されたリリアンは微笑む。

 80年代のスラッシャー映画。白いマスクを被って斧を振り回すアックスマンの容貌・能力に、目新しさはまったくない。目撃者がいないため、「マスクの男が出たーー」と騒がれることもない。やっぱ都市伝説にならないと、殺人鬼の魅力は激減だ。

 あらすじを書き出すと単純だが、映画のストーリーはわかりにくい。まず主人公がわからない。無駄な設定、無駄な会話、無駄なシーンのオンパレード。アックスマンの惨殺アクションも少なめ。まぁ、サウンドで驚かされるが。

 というわけで、見るべき点のない映画だった。

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