[レビュー1987年02月13日に発表された 

オーバー・ザ・トップ Over the Top

ロードムービー 家族 @S.スタローン
更新日:2019年09月03日(火) 08:49 [Edit]

それでいいのかな?

 上流階級に属する生意気な息子が、無学で肉体労働者の実父と打ち解けていく。ゲーセンで子どもたちに勝負を挑み、息子に勝利を味合わせる展開は熱い。ロードムービーと思いきや、母親の死によって状況は大きく展開する。

 全面対決になったとき、スタローンの行動は直線的で、みずからのアドバンテージを捨て去ってしまう。馬鹿すぎる。腕相撲コンテストで挽回をはかるが、そこへ息子が駆けつけ、義父は勝手に改心し、すべて丸く収まった。いい話に見えるが、これでいいのかなぁ?

 義父には義父の愛情があり、考えがあったはず。それを否定して、切り捨てることが、息子のためになっただろうか? あるいは死んだ母親も、これを望ましい結果と思うだろうか?
 あっさり解決した分、不安が残る。数ヶ月もすると、息子は馬鹿な実父に嫌気が差して、義父のところへ帰るかもしれない。

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