スモール・ソルジャーズ Small Soldiers

1998年 外国映画 3ツ星 主人公は子ども 人形

「リチウムイオン電池を使えば永久に動きつづける!」

 2020年に鑑賞。1998年だから、めちゃくちゃ古いわけじゃないが、いろいろ古臭く感じる映画だった。おもちゃの兵隊が動くのはいいが、魔法じゃないのは驚き。Windows 98が発売され、人工知能がおもしろい題材だったのだろうか? 1998年を私も生きていたが、そういうノリだったとは思えない。

 おもちゃ同士の戦争と、負け役が勝とうとするドラマと、主人公や家族の境遇がまるでリンクしていない。あっちこっちで騒動が起こるが、まぁ、それだけ。なんやかんやで騒動は収まって、主人公には友達ができるわけだが、絆と呼べるものがあるかどうか。

 奇妙なのは、社長がまるで凝りないところ。もともと頭が悪く、横暴な社長のせいではじまった騒動だ。軍事部門に売って儲けちゃ駄目だろうに。小切手を渡され、大人たちが黙ってしまうのはリアルだが、夢がなかった。

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