ヴァーミンタイド / Warhammer: End Times - Vermintide (PC) Warhammer: End Times - Vermintide

2015年 ゲーム 3ツ星 ファンタジー:剣と魔法

重たい武器を振りまわす興奮

私は高校生のころ、テーブルトークRPG「ウォーハンマー」で遊んでいたので、一人称視点のCo-poアクションゲームになったときは驚いた。テーブルトークやミニチュアゲームの醍醐味はないが、あの世界を疑似体験できる衝撃は大きい。ゲームはここまで進化したか。

ゲームシステムは『L4D2』の流れを汲んでいる。4人がチームを組んで、プライマリとセカンダリ、投擲武器を使い分け、アイテムを補充する。大量の雑魚と特殊な敵がいて、ラッシュの概念がある。
まず驚いたのは、剣や斧を振りまわす感覚。鉄の重さ、当たったときの衝撃、手応えが伝わってくるようだ。重火器では味わえない、独特の興奮がある。

樽を運んだり、鎖を断ち切るなどのインタラクトもあるが、『PAYDAY2』ほど多くない。なのでどのマップでも戦い方は同じ。だからわかりやすいが、だから単調とも言える。私は『PAYDAY2』のようなオブジェクト進行が好きなので、ひたすら戦いつづけるスタイルは苦手だった。まぁ、『PAYDAY2』をやり込みながら、『Vermintide』のマップを覚えるのが面倒というのはおかしいが、率直な感想だから仕方ない。

そして収集要素がきつい。ミッションをクリアして、どうでもいいアイテムが出るとがっかりする。「だからこそ何回も挑戦して、最適な装備を整えたくなる」という気持ちになる人と、なれない人がいる。私は萎えてしまった。これも好みの問題だから、いいとか悪いの話じゃない。

それにつけても武器を振りまわす感覚はよかった。スケイブンが人間社会を侵食する絶望感もいい。まさに「ウォーハンマー」の世界だった。



Steam: Little Nightmares

ページ先頭へ