CARGO カーゴ CARGO

2009年 外国映画 2ツ星 SF コールドスリープ 宇宙開発 密室 殺人鬼

荷物が多すぎます!

ストーリー

未来、地球に居住できなくなった人類は、外宇宙への移住を進めていた。主人公は貨物船に勤務する医者。姉が住むレア星への移住資金を貯めている。近ごろテロが相次いだため、軍人が同伴する。
貨物室を調べていた船長が転落死する。乗員の中にテロリストがいるかもしれない。貨物室の荷物はコールドスリープ中の人間と判明。彼らは仮想空間で夢を見ている。じつは地球環境は復元し、レア星のテラフォーミングが失敗していた。企業は移住者をコールドスリープさせ、新天地の夢を見せている。テロリストはその事実を世間に伝えようとしていた。貨物船の行き先は中継ステーションではなく、レア星だった。
主人公は姉を電脳空間から救い出そうとするが、できなかった。主人公は生還し、全宇宙に事実を暴露した。

ゾンビ映画『カーゴ』(2013)とまちがって鑑賞した。

宇宙貨物船の描写はよかった。分厚い扉がいいよね。音楽も重厚で、期待感が高まった。
冷凍睡眠カプセルは、利用者をゼリー状の液体に沈める仕組み。犯罪者の拘束にも使われる。なかなかリアル。しかし顔が見えるガラスはよくない。冷凍睡眠が大きな要素になると思ってなかった。

さらに仮想現実。もう、なにがなんだか。レア星の開拓者全員を冷凍したら、なんの経済活動もない。いくらなんでも無理がある。
乗員たちがあれこれ動くが、だれが、なんのため行動してるかわからない。最後に主人公は電脳世界にダイブするが、おざなり。

期待してみたけど、駄目だった。荷物が多すぎた。
そこかしこに「脳波」の漢字が見えたのは笑えた。

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