スティーブ・ジョブズ Jobs

4ツ星

入門編に最適。

スティーブ・ジョブズが亡くなった翌々年に公開された伝記映画。私はMacユーザーで、Think differentキャンペーンに感動した人だから、ジョブスの業績や逸話はそこそこ知っている。そんな私から見ると、いささか美化され、かなり省略されている。んが、この映画の想定ターゲットはジョブスをよく知らない人だから、さっくり入門編としては適している。

テンポがいい。
出来事や登場人物を絞ってあるから、わかりやすい。
解釈に迷うこともない。

改めて「取引」の難しさを思い知った。できるとわかっていれば苦労しない。先が見えないのに飛び込んで、帳尻を合わせていくのは、並大抵の精神じゃ無理。見てるだけで胃が痛むし、荷物をまとめてリタイアしたくなる。

なにがジョブズを突き動かしたのか？　イメージシーンじゃわからないが、自叙伝に書いてあることをそのまま信じられない。自分で考えるしかないな。