仮面ライダードライブ (全48話) KAMEN RIDER DRIVE
2014年 特撮 2ツ星 #仮面ライダー SF:新人類 刑事・警察 社会人どんよりだった
キャラクターについて
泊進ノ介の性格がはっきりしない。情熱を失っているのに、仕事はきっちりやる。やると決めたら、やれないことはない。やれなくて悔しがることもあるが、ごくわずか。
尊敬する父親は、やっぱり尊敬できる人物だった。剛やチェイス、そしてハートとさえ、良好な関係を築けた。どんな悩みもまっすぐ乗り越える。いやになるほど「いいひと」であり、共感できる部分がきわめて少なかった。
共感しづらいのは泊進ノ介だけじゃない。ほかのキャラクターもコミカルだったり、シリアスとの対比が不自然だったりして、どうにも馴染めなかった。役者さんが頑張っても、プロットの不備はどうにもならない。
バディについて
いちおうバディムービーだが、変身しない霧子の活躍は少ない。そもそも婦人警官のコスプレをしてるから、相棒って雰囲気じゃない。さらにベルトさんがつねに同伴してるから、霧子の位置づけは不明瞭になる。
そのせいか、後半は恋愛関係に進展する。バディ(相棒)と恋人(伴侶)はちがうと言いたいが、あんまり信念はないのかもしれない。
ストーリーについて
ストーリーは三部構成になっている。それぞれのパートは悪くないが、連続して見ると違和感があった。蛮野天十郎とハートの因縁や「第2のグローバルフリーズ」といった重大要素が第三部に集中するため、後付けの設定に見えてしまうのだ。
個人的には第三部のSFマインドが好きだが、これだけで一年間をやり通すのは難しいのかもしれない。
- 第一部(1-24) ... どんより発生を伴う怪人退治。典型的だが、どんより発生が足を引っ張る。
- 第二部(25-36) ... 警察内部の問題をあぶり出す。組織の悪い面ばかり見えてつらかった。
- 第三部(37-47) ... ロイミュードが人類の後継者たりえるかを問うSF。ごちゃごちゃ。
第二部で仮面ライダーの正体が公になったり、警察上層部に敵が潜んでいる展開はおもしろかった。しかし仁良の毒でストレスが溜まった。いやな上司との接し方を、ぜひ教えてほしかった。
デザインについて
タイヤをたすき掛けにしたタイプスピードは好きだが、ほかのタイプは駄目。とりわけタイプテクニックやタイプトライドロンのような、人体に食い込んでタイヤが回転しないデザインは興が削がれる。なんのためタイヤがあるんだよ。
※仮面ライダードライブ:タイプ一覧(テレビシリーズのみ)
最強形態がタイプフォーミュラでなかったことも驚き。鎧武の極アームズと同じで、よけいな商品を出している。悪い癖だ。仮面ライダーマッハ、チェイスのデザイン、活躍も冴えず、欲しいと思うアイテムは少なかった。
『鎧武』に比べ、だいぶ見劣りする。駄作というほどでもないが、いい点も挙げられない。どんよりした作品だった。
仮面ライダー | ||
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昭和・第1期 | ||
1971 | 仮面ライダー | |
1973 | V3 | |
1974 | X | |
1974 | アマゾン | |
1975 | ストロンガー | |
昭和・第2期 | ||
1979 | 新 (スカイ) | |
1980 | スーパー1 | |
1984 | ZX | |
昭和・第3期 | ||
1987 | BLACK | |
1988 | BLACK RX | |
1992 | 真 | |
1993 | ZO | |
1994 | J | |
平成・第1期 | ||
2000 | クウガ | |
2001 | アギト | |
2002 | 龍騎 | |
2003 | 555 | |
2004 | 剣 | |
2005 | 響鬼 | |
2005 | リブート | |
2006 | カブト | |
2007 | 電王 | |
2008 | キバ | |
2009 | ディケイド | |
平成・第2期 | ||
2009 | W | |
2010 | オーズ/OOO | |
2011 | フォーゼ | |
2012 | ウィザード | |
2013 | 鎧武 | |
2014 | ドライブ | |
2015 | ゴースト | |
2016 | エグゼイド | |
2017 | ビルド |
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関連作品 | ||
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